歯の大治療をしたら、歯に関する良い学びがたくさんあった話

dental care 歯医者 Talk Room

半年前頃、昔治療した歯の調子が悪くて、歯医者に行った。

元々、3ヶ月に一回定期メンテナンスをしてたので、早期発見ですぐ治療できると思っていた。

 

ところがどっこい、実際は、半年近く治療に時間がかかった。。。

いよいよ終わりに近づいてきたが、今もなんならまだ続いてる。

しかも、歯医者を変える、不具合が一箇所どころか三箇所も見つかる、難易度が高い治療だけさらに別の専門の歯医者に行くと大ジャーニーになった。

 

でも、大ジャーニーをしたおかげで、歯や歯医者に関して色々気づきがあった。

・歯の調子が悪いと思ったらとにかくすぐ行動。すぐ歯医者行く。
・いい歯医者選びはまじ大事
・いい歯医者は最新の技術やオプションを持ってる
・お金が許すなら、保険外になっても一番いい治療を選択する
・改めて、歯は超大事

せっかくこんなにたくさん気づきを得たので、これはもう誰か歯のことで悩んでる人のために書いておこう。

 

事の始まり

事の始まりは、半年くらい前に、右下の歯茎が食後に腫れるようになったこと。

10年くらい前に根幹治療してる歯の付近が腫れ出したのだ。

食べるたびにぷくっと腫れる。

ちょっとすると治るけど、また食べるとぷくっと出てくる。

 

根幹治療してる歯は、いつでも調子が悪くなるリスクがある。

とはいえ、最後の定期メンテナンスでは、何も異常はなかった。

だから、何か治療は必要だろうけどまだ大事にはなってないはずと思ってた。

これが大間違いだったのよね。。。

行きつけの歯医者の診断がおかしいと思った

この時、私が通っていた歯医者をAとしよう。

A歯医者には、通って2年くらい。

引越しをきっかけに家の近くで良さそうな歯医者を探して見つけた。

先生は説明もしっかりしてて人当たりも良さそうだったので、ここを行きつけにしてた。

 

ただ、この歯医者で治療経験はなかった。

定期メンテナンスの度に問題がなかったので、いつもクリーニングのみ。

だから先生の技術がいいか悪いかは、知らなかった。

今回初めての治療になるな〜なんて思いながら診察に。

 

すると、診断が「様子を見ましょう」と。

レントゲンや写真を見る限り異常はなく、おそらく噛み合わせが原因の可能性が高いと。

マウスピースは既に作っていたので、引き続きそれを寝る時はしっかりつけて、様子を見ましょうと。

 

え?食事の度に腫れが出るのに様子見なの?大丈夫か?と、ちょっと心配になった。

マウスピースつけるって、今までもつけてたし。

様子見でよくなることあるんかい、と。

まあでももしかしたら良くなる可能性もあるのかなーと、とりあえず言われるがままに様子を見ることに。

 

でも一向によくならない。

そりゃよくならないよね。

毎回食事の度にぷくーっと、相変わらず腫れは出てくる。

 

こんなにぷくぷくしてて、おかしくないわけがない。

直感的にも、絶対なんか治療しないと治らない感じがめっちゃあった。

自分の体のことって、自分が本能的にわかってたりする。

  

それですぐに別の歯医者に行くことにした。

この判断が結果的にめちゃくちゃ良かった。

ここで、A歯医者の言うこと聞いて、もっと長く様子を見たりまたA歯医者に行ってたら今頃まで治ってないかも。。。

新しい歯医者を探すのは難しい

歯医者探しって、本当難しい。

技術があるかどうか、広告やウェブから見極めることがほぼ不可能。

今は口コミがあるので参考にはなるけど、それでも口コミはあくまで口コミ。個人の感想だ。

 

歯医者の探し方をググってみたら、技術力はやはりわからないものの、できることはあると。

ウェブに載せている情報は参考にできるとのこと。

どういう方針でやっているか、最新の技術や機械を導入していそうか、何を専門にしているかなど。

 

なるほどと、今回私は根幹治療に強そうなところを選ぶことにした。

根幹治療って本当大工事なので、絶対専門性は問われるエリアだろうなと。

だから、できるだけそれに強い先生にしようと。

あとは、ウェブがしっかり整っている、口コミが良さそう辺りを考慮して探して、B歯医者を見つけた。

 

B歯医者の最初のアポイント。まずは、レントゲンを撮る。

普通のレントゲンはどこでもあるが、このB歯医者はさらに3Dレントゲンも取り入れていた。

画面に映る私の歯のレントゲン写真が縦横360度に回転させて見る事ができるのだ。

あのオンラインショッピングで、バッグとか靴とかをグルグルすると写真がまわるやつ。

初めてみたけど、すごかった!めっちゃわかりやすい。

新しい歯医者の診断結果が「非常に悪い」 

そして診断結果、第一声が「これは非常に悪いですねーーーー。」

先生苦笑い。

 

まじっすか。

非常に悪いのか。。。

心臓がドキドキする。

いや、知ってたよ、なんとなく。。。なんとなくわかってました。。。だって腫れてるんだもん。

食事する度にぷくって、そりゃなんかおかしいよね。。。

うーーーーこわい。

 

しかも、その歯だけじゃなく、別の治療済みの歯も様子があまりよくないと。

え、一本じゃないんすか。

まじっすか。

なんと三箇所も不具合が見つかった。

A歯医者よ、定期メンテナンスとは。。。?

いや、もしかしたら定期メンテナンスの後に、全部悪くなったのかもしれない。

でもさすがに3箇所もあると、Aあかんやろと思ってしまったよね。

 

A歯医者さん、決してめちゃくちゃ悪い歯医者だとは思わないけど、もしかしたらそれこそ専門性が違ったのかもしれない。

なんか歯医者の難しいところって、これでAが悪い歯医者とも言い切れないところな気がする。

あー難しいねー歯医者選び。

いい歯医者は技術も説明も素晴らしかった

ただA歯医者が違うと思って、諦めずに別のところを探したのは正解だった。

このB歯医者、大当たりだった。

 

まず、3Dレントゲンのマシーンなどの最新技術を投入してる点。

色々治療してもらって、出てくる出てくる今まで見たことない器具やらマシーン。

最新技術ってほんとすごい。

 

さらに先生の説明や技術方針が素晴らしい。

今の自分の歯がどういう状況かを紙に絵を描きながら丁寧に説明してくれる。

原因の可能性も全て話してくれて、さらに治療の選択肢も一つ一つ細かく説明してくれた。

リスク・治療費・長期的に見たときのそれぞれのオプションのメリットデメリット等々。

 

私は、歯に関して、20代前半の時に虫歯をちょっと放置して数本悪化させた苦い記憶から、絶対大事にすると決めている。

そして、治療は金銭を惜しまずにできるだけ最良策を選択するようにしている。

 

その私の方針を伝えたら、B先生が、根幹治療だけをがっつり専門でやっている先生がいると。

私の歯の状況は非常に悪く、80%くらいの可能性で抜歯になりそう。

ただ、残り20%にかけるなら、その専門の先生のところに行くというオプションもあると。

ただし、その先生は保険外診療。高いのだ。

 

私はここで20%にかけることにした。

やはり抜歯は避けたい。怖すぎる。

治療するならベストな選択肢を取りたい。大事な大事な歯のことだ。

それで保険外でもいいから、その専門医にやってもらおうと決めた。

 

根幹治療のスペシャル歯医者Cは、紹介オンリー。

しかもC先生は、歯医者さんたちが習いにいくような先生らしい。

根幹治療の界隈では有名な方なのかな、もしかしたら。 

C先生の病院、紹介オンリーだけどウェブがあって、自分で確認したけど、もう本当にがっつり根幹治療スペシャリストだった。

餅は餅屋。根幹治療は根幹治療専門歯医者。

C先生は、まず一回目は診断をするだけ。

ここで、B先生から引き継がれた情報や診察をもとに、今後の治療方針を説明をしてくれる。

 

C先生、めっちゃ癖のある先生w。

40代くらいの男性の先生なんだけど、話し方がめっちゃフランク。

で説明が超明瞭。

あやふやさが全くない。

技術のことをしーっかりわかってるからこそって感じ。

 

B先生同様、説明しながら絵や文字も書いてくれる。

やっぱり、仕事できる人って、絵とか文字とか書きながら説明するよね。

相手にわかってもらうことが一番大事で、そのためのツールは惜しげなく使う。

 

診断結果は、治療して治る可能性は大いにあると!!

神ーーー!!!!

この状況なら、抜歯しなくてよくなる可能性が高いと。

より専門性が強いC先生が、自分の目で私の歯の状態見てレントゲン見てそう言ってくれたので、これはまじで気持ちあがった!希望!

あと、この先生はダメならダメって言うだろうなって感じがしたから、それもあって信頼できたよね。

 

ここで根幹治療することが確定して、治療の説明に。

保険外診療だから、根幹治療でも二回通院したら終わると。

保険を使う診療だとこうはいかないらしい。

その代わり、一回の治療は1時間。

 

そして使う機器も、なんかすごいらしい。

普通の歯医者だったら、抗菌して使い回すものも、ここでは毎回新品を使ったり。

そうすることで、さらに治療のクオリティーを高められると。

歯のためにQOLのために、自費診療でも最高の治療を 

お値段は高い。

10万以上。それはそれは高い。

でもこれは払うべきだと思った。 

 

歯はQOLに大きく関わる。

寿命が伸びてる今、80歳とかもしかしたら100歳とかまで生きるかもしれない。

そのときできるだけ健康な歯を保ててることは、とても大事。

自分の歯で噛んで食べることは、健康を保つことに直結する。 

 

しかも、自業自得でもある。

元々根幹治療になるほど、虫歯を放っておいたのは自分だ。

本当に愚かだったと思う。

私の人生の後悔TOP3に入るよね、20代に歯を大事にしなかったこと。

 

だからこそ、歯を大切にすると30歳くらいで決めてから、できることは徹底的にやっている。

定期メンテナンスもそう。

毎日フロスもしてる。(私の愛用フロスはこちらの記事に)

治療が必要なときも、自費になっても最高のものを選ぶようにしてきた。

 

だから今回も迷いはなかった。

高くても最高の医療を選ぼうと。

考え方は投資よね、もはや。

自分の健康への投資。

 

いよいよ治療当日。

先生から、治療中に大きなひび割れがみつかったら、その場で抜歯コースもあると言われていた。

だから超ドキドキしてた。

神様に、どうかどうか抜歯は避けられますように!とお願いして施術スタート。

 

フルフラットな椅子に寝た状態で、顔にビニール?のようなものをかけられ、口をあけっぱなしにできる器具を入れられてスタート。

今までこんな風にされたことないっていう姿勢や状況。

普通の診療じゃできない感じ。

ここから1時間の長丁場。

 

C先生、さすがプロ中のプロ。

手際がめちゃいい。

さすが、この治療だけを何回もやってるだけあって、施術されながらすごい安心できた。

かけてくれる声がけにも、すごい安心できた。

唾が溜まったり、呼吸がしにくかったりっていう、こっちが苦しくなってきたタイミングで、絶妙に声がけしてくれる。

患者がどこでどういうことを思うか、よくわかってるんだろうね。

 

実は、私はアメリカ留学時に、アメリカの歯医者で治療をしたことがある。

アメリカの歯医者ってバカ高くて、留学中でもほとんど行ってない。

保険もないし、ぜんぶ自費なので、ちょっと見てもらっただけで数万取られる。

根幹治療なんていったら、10万は余裕でするだろう。

ただ、技術はすごい。

アメリカの医療は値段は高いけど、技術はアメージング。

世界でトップを争うレベルらしい。

 

そのアメリカで治療してもらった時も、手際と技術がとんでもなくすごかった。

それを覚えてたので、今回のC先生の治療のとき同じものを感じた。

スピードもすごい早いし。

 

無事1時間強の治療が終わった。

ありがたいことに、抜歯コースは免れ、本来予定した治療の通りに終われた。

さらに翌週二回目の施術もして、無事治療終了。

その後3ヶ月経過観察をして、状況が良さそうなら仮歯を外し被せ物つける。

 

これを書いてる今は経過観察中だが、歯茎の腫れはぴたっと治り、体感はとてもよさそうな感じがしている。

もちろんレントゲンを撮ったりして、中の状況が良ければ次のステップに進めるのだろうけど。

とはいえ、本能的に様子が良い感じがめちゃくちゃする。

でた、また本能。

 

もしかしたら抜歯になっていたかもしれないし、結果論ではあるけど、今はC先生に頼んで100%よかったと思える。

だから、改めて思った。

お金が許す限りは高くてもベストな治療を選んだほうがいいな、と。

良い歯医者選びは重要

B先生のところで、3箇所も不具合が見つかったので、残り2箇所はB先生のところで治療しました。

これは大事ではなかったので、数回行ってすぐに終わりました。

B先生、治療も素晴らしかったです。

治療後の歯の調子がとても良いし、治療後の歯の見た目も綺麗。

治療中も本当に細やかに声がけやプロセスの説明をしれくれたので、とても安心できました。

 

B先生を見つけられて本当によかったな〜〜〜。

C先生にも、B先生のところに行かなければ紹介してもらえなかったし。

 

これからのかかりつけはB先生です。

やっぱり歯医者選びって妥協しちゃダメですね。

なんかイマイチだと思ったら、すぐに別の歯医者に行ったほうがいいなって強く思いました。

「また外れかも」とか面倒くさいって思っちゃうけど、自分の歯のことだからね。

大事にせんといかんですわ。

ほんとに。

歯はほっといても治らない。とにかく行動。

これも改めて思ったけど、歯の不具合を感じるなら、絶対放っておいちゃだめ。

今回、A先生に様子見ましょうって言われて、それを鵜呑みにしてたら、もっと悪化させてたかも。

ぞーっとするわ。

 

歯に関しては、白黒はっきりしててほとんどの症状は放っておいても治らない。

だから何か気になったら、とにかくすぐ歯医者行く。

そして、行った歯医者がイマイチなら違う歯医者に行く。

ベストなソリューションを本気で探す。

そしてとにかくあとは治療する。

 

ありがたいことに、今の時代は麻酔があるから、治療中の痛みはほとんどない。

治療後に痛むこともあるし、痛みは0じゃないけど、耐えられないほどでは全然ない。

だから歯の調子悪かったら、まずとにかく歯医者に行くんだよ。

 

大ジャーニーだったけど、良い先生に出会えた幸運にも恵まれたし、学びも多かったからよかったな。

今の治療が全部終わったらホワイトニングしようと思ってて、それを楽しみに待ってます😄

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